京都のらりくらり日記

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ふしんしゃ

2月は暗くなるのが早すぎる。

今日も朝日が出ている8時半に会社に向かったが最後、帰る頃には真っ暗というなんとも哀しい景色を見せられている。

例えるなら「ヒグラシの鳴く夕暮れ    ウインターバージョン」という感じ。

サラリーという籠の鳥の哀しい性。
ホーホケキョ。
となりのきょくちょーくん。

腹が減ったとピーピー鳴きながら中華そばを啜った後、明日のパンを買って自宅のマンションまで帰ってくると...

何やら住民がオートロックの扉の前でこちゃこちゃと鍵を回しているではないか。

しかも女性。
何もやましいことはないけれど...
どうも緊張してしまう瞬間だと思う。

今思えば海外の税関通る時に似ている。

オートロックの扉を開けたタイミングでスッと入って行った場合、ストーカーや変質者と思わないだろうか。

「こんばんはー」と会釈して難なく通り過ぎれば良いだけなのだが、それが慣れない笑顔を作るというものなら大博打である。

ニヤついた男が入ってきたんです!
あの人怪しいです!
あの人変なんです!
そうです私が変なおじさんです!!
〜以下だっふんだ〜

のクダリになりかねない。

とは言っても物陰で待ってるのは言うまでもなく不審者。

迷った挙句、きょくちょーがとった行動は部屋のキーをくるくる回して「こんばんはー」といってチャリチャリ音鳴らしながらソソクサと階段を上がって行くというなんとも奇ッ怪な行動であった。

どこの階の住人かわからないが安心していただけただろうか...